理事長挨拶
この度は太子堂商店街ホームページをご訪問いただきありがとうございます。
私共、太子堂商店街は国道246号と淡島通り(県道423号)を結ぶ茶沢通り沿いに面しており、 三軒茶屋の商店街の一つとして皆様に愛され続けてきました。
加盟店舗数は80店舗を超えており、日曜日、祝日は歩行者天国として道路も開放され 近隣の皆様をはじめ沢山の方々にショッピングを楽しんでいただいております。
子供、若い人、お年寄り皆が世代を越えて楽しんでいただける商店街を目指しております。
今後も皆様の様々からご意見を頂き、もっとたくさんの方々からご利用頂ける商店街を目指していきたいと思っております。
どうぞこれからも太子堂商店街を宜しくお願い致します。
商店街について
三軒茶屋と下北沢を徒歩30分ほどで結ぶ人気の茶沢通り。三軒茶屋を起点に歩き進めると、のどかな緑道と交差します。この烏山川緑道から淡島通り(サミットストアの交差点)までが太子堂商店街のエリアです。約80店の個性あふれるお店が営業しています。通り沿いには穏やかな人々の暮らしが程よく感じられます。
お客さんの日常に寄り添い、丁寧な商いを追求している店主が多いのはその場所柄でもあります。今のこの落ち着いた雰囲気の中で、アフターコロナの対応にも気を遣いながら、新しい太子堂のまちづくりに向けて、どの店も真剣勝負で、お客さんひとりひとりをとことん大事にしています。
商店街では、そうした個店の応援とともに、歩行者天国(毎週日曜・祝日)の運営など、地域の皆様、来街の皆様の安全・安心を高めるための取り組みも行っています。
商店街の歴史
昭和23年 | 初代理事長佐藤春治により「太子堂銀座商店会」が発足 |
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昭和28年 | 茶沢通りが舗装され、小田急バスが下北沢まで開通 |
昭和45年頃 | ゴリラビル完成 |
昭和50年頃 | 世田谷区で第一号の街路鉢の設置 |
昭和50年頃 | 日曜日・祝日の茶沢通りの一部の車両通行止めを開始 |
平成元年 | 街路灯リニューアル |
平成3年 | 太子堂商店街振興組合の設立 |
平成8年 | 三茶de大道芸開始 |
平成30年 | スピーカーのリニューアル |
令和元年 | 街路灯LEDランプのリニューアル |
令和2年 | 防犯カメラ設置 |
令和5年 | スタンドパイプ1基設置 |
太子堂にまつわる民話をご紹介 「太子堂橋の子づれキツネ」
「いたぞ、いたぞ」
大勢の村人の集まる前で、逃げ場を失った子づれキツネが、きょとんとしています。 じつはきょうは、名主のいいつけで、村をあげてのキツネ狩りの日だったのです。
村人たちは声をはり上げ、鳴り物をならして、キツネのいそうな土器塚や、上原あたりの、やぶをかき分けて探し回り、ようやくキツネのすみかを見つけたのでした。
でも、その後村人たちは、誰一人としてこの親子キツネをつかまえようとはしません。 口に出さないまでも、みんな後のたたりを恐れているのでした。
村人たちは名主がいないのをさいわいに、そのまま帰ってしまおうとする者もいました。
「かわいそうだ、逃がしてしまおう」
と言うことになって、今度は追いはらうまねをしましたが、親ギツネは子ギツネをかばって立ちすくむばかりで、逃げようともしません。
その内に、村人たちは一人去り、二人去りして、みんな円泉寺へ引き上げてしまいました。名主がようすを見に来た時には、もう親子ギツネも村人も、だれもいませんでした。
でもその日から、太子堂村では、キツネにばかされたり、田畑を荒らされることがなくなったのです。
そればかりか、暗い夜にはどこからともなく、親子キツネと子キツネがちょうちんをもってあらわれ、太子堂橋を渡ろうとする村人の足もとを照らし、行く道をしばらく案内してくれた後、どこかへ消え去るのでした。
親子ギツネの親切は、この後いつまでも続きました。
「きっと、いつかのキツネたちが恩返しをしているにちがいない」
村人は、みなそう思いました。
こうして、太子堂の村は、親子のキツネに守られて、女や子供でも夜道を安心して歩けるようになり、しわわせな村になりました。